「講座を作ってみたいけど、何をテーマにすればいいのか分からない…」
そんな悩みを抱える初心者の方は、実はとても多いです。
自分には教えられることなんてない、他の人と比べて特別なスキルがあるわけでもない――そう思ってしまうのは、あなただけではありません。
でも実は、“講座のネタ”はあなたの中にすでに眠っています。
必要なのは、それを引き出してくれる“相棒”の存在。
そこで今回は、ChatGPTを使って、たった1分で講座テーマを発掘する方法をお伝えします。
テンプレートや具体的なプロンプトもご紹介するので、この記事を読み終える頃には「これならできそう!」と思えるテーマがきっと見つかるはずです。
なぜ多くの人が「講座のテーマ」でつまずくのか?
オンライン講座を始めたいと思ったとき、最初に立ちはだかる壁が「何をテーマにすればいいのか分からない」という悩みです。ここでは、初心者がつまずきやすい3つの代表的なパターンを紹介します。
よくある悩み① 自分には教えられることがない
「自分は特別なスキルを持っていない」「人に教えられるような経験がない」――そんなふうに感じて、テーマを決められずに止まってしまう人は少なくありません。しかし、実際には「資格」や「実績」がないと教えられないわけではありません。ちょっとした生活の工夫や、自分なりに乗り越えてきた経験にも、他人にとっては価値があるものが隠れています。
よくある悩み② 得意なことが当たり前すぎて気づかない
「誰でもできることだから、わざわざ教えるほどでもない」と思っていることこそ、実はあなたの“強み”かもしれません。人は自分の得意なことにほど無自覚になりがちです。特に、職場や日常で無意識にやっている工夫や思考プロセスには、他の人にとってのヒントが詰まっているケースが多くあります。
よくある悩み③ アイデアが浮かんでも「需要があるか不安」
いざアイデアが浮かんでも、「これって本当に売れるのかな?」「他にも同じことをやってる人が多いし…」と不安になって踏み出せない。これは初心者に限らず、多くの人が抱える“あるある”です。ただし、需要は「あるかどうか」ではなく、「誰に、どう届けるか」で変わります。つまり、届け方次第で、同じテーマでも十分に勝負できるのです。
ChatGPTなら、なぜすぐに講座のテーマが見つかるのか?
講座のテーマに悩むとき、多くの人が「何か特別なものを探さなきゃ」と考えがちです。でも実際は、“すでに持っているもの”の中に、テーマのヒントが隠れていることがほとんど。ChatGPTは、そのヒントを引き出すのに最適なツールです。ここでは、その理由を3つ紹介します。
ChatGPTは“自分では気づけない強み”を引き出してくれる
自分にとって当たり前のスキルや経験は、意外と自分では価値に気づけないものです。ChatGPTに自分の経歴や日常のエピソードを伝えるだけで、「それはこういうニーズに活かせそうですね」「こういう悩みを持った人に教えられますね」といった“第三者目線の発見”をしてくれます。自分ではスルーしてしまう強みを、言語化して可視化してくれるのです。
「質問→要約→提案」の自動化で、圧倒的なスピード感
ChatGPTは、あなたの入力(自己紹介や経歴など)をもとに、瞬時に講座テーマの候補を提案してくれます。まるで「インタビュアー兼編集者」のように、あなたの話から本質を抽出し、それを整理して提案する――この一連の流れが、1〜2分で完了します。時間がない人にも最適な“即効性のあるアイデア出しツール”です。
ブレストパートナーとして、いつでも何度でも使える
ChatGPTの便利さは、24時間いつでも相談できるところ。しかも、何度やり直してもOK。たとえば、「もっと具体的に」「副業向けに絞って」といった指示を出せば、すぐに再提案してくれます。アイデアを出すだけでなく、迷ったときに比較検討したり、さらに深掘りしたりするパートナーとしても心強い存在です。
実践!ChatGPTで講座テーマを発掘する3ステップ
それでは実際に、ChatGPTを使って講座のテーマを見つける手順を紹介していきます。
この3ステップを踏めば、初めての方でも「自分にぴったりのテーマ候補」が見つかるはずです。
① 自己紹介文を作ってみる(ChatGPTプロンプト付き)
まずは、あなた自身の経験や得意なことを簡単にまとめた「自己紹介文」を作成しましょう。
ChatGPTに講座テーマを提案してもらうには、素材となるあなたの情報が必要です。
内容はざっくりでOK。以下のような形式が使いやすいです。
入力例:
- 職歴や経験:「営業を5年経験」「副業でブログを運営中」
- 得意なこと:「文章を書くのが得意」「SNSの伸ばし方に詳しい」
- 周囲からよく相談されること:「転職活動の進め方」「習慣化のコツ」
これらをまとめて、ChatGPTに以下のようなプロンプトを投げかけましょう。
プロンプト例:
「以下の内容をもとに、オンライン講座のテーマ案を10個提案してください。」
(ここに上記の自己紹介文を入力)
② ChatGPTに「講座テーマのアイデア出し」を依頼する
自己紹介文を準備できたら、いよいよ本番です。ChatGPTに、講座のアイデアをリストアップしてもらいましょう。
たとえば以下のような指示を出すと、ジャンル・ターゲット別に提案してくれることもあります。
追加プロンプト例:
- 「初心者でも受講しやすいものにしてください」
- 「副業やキャリアアップに関係する内容を中心にしてください」
- 「SNSやブログなど“オンラインで完結できるテーマ”でお願いします」
ポイントは、“条件を付けすぎずに、まずは数を出してもらうこと”。そのあと、気になる方向に絞って深掘りすればOKです。
③ 出力されたテーマ案の中から“ピンとくるもの”を選ぶ
ChatGPTから提案されたリストを見たとき、「あ、これは自分にもできそう」「このテーマ、話してて楽しいかも」と感じるものがあれば、それが最有力候補です。
最初から完璧なテーマを狙う必要はありません。
“仮のテーマ”でも構いませんし、あとから少しずつ調整していくこともできます。
また、「複数案が気になる」という場合は、SNSで反応を見たり、モニターを募ってテストしてみるのもおすすめです。
ChatGPTは、テーマだけでなく、その先の講座設計やペルソナ設計にも活用できます。テーマが決まったら、次のステップに進みましょう。
例文付き!ChatGPTに投げるおすすめプロンプト集
ここでは、講座テーマを発掘するために使える具体的なプロンプト例を紹介します。目的や切り口に合わせて使い分けることで、より自分に合ったテーマ候補が見つかりやすくなります。
「自分の経験からテーマを見つけたい」人向け
自分の過去のキャリアや体験をもとに講座を作りたい人は、以下のように伝えるとスムーズです。
プロンプト例:
以下の経験をもとに、オンライン講座のテーマを10個提案してください: ・営業職として5年活動 ・副業でライター経験あり ・SNSフォロワー1000人以上 など
このように“箇条書き+指示”の形で入力すると、ChatGPTはそれぞれの経験に対応した講座テーマを幅広く提案してくれます。
「人からよく相談されること」ベースで見つけたい人向け
「なぜか人に相談されやすいこと」も、立派なテーマのヒントになります。
プロンプト例:
以下のような相談をよく受けます。この内容をもとに、初心者向けのオンライン講座テーマを10個考えてください: ・転職活動の進め方 ・副業の始め方 ・人前で話すときの緊張のほぐし方
ChatGPTは“相談される=求められているニーズ”と判断し、それに合った形で講座化の提案をしてくれます。
「スキルや資格」ベースでテーマを絞りたい人向け
手持ちのスキルや資格からテーマを発掘する場合は、以下のように投げかけましょう。
プロンプト例:
以下のスキルや資格を活かして、収益化できそうなオンライン講座のテーマを10個考えてください: ・Excelの関数に詳しい ・TOEICスコア800点以上 ・Instagramの運用経験あり
特定のスキルを講座にする方法だけでなく、「誰に向けて、どんな形で提供すれば価値になるか」まで含めた提案が返ってくることもあります。
テーマが見つかったらどうする?次のステップとは
ChatGPTで講座のテーマが見つかったら、いよいよ具体的な企画づくりに進みましょう。ここからは「売れる講座」に育てていくための3つのステップを解説します。
ターゲット層のニーズを深掘りしよう(顧客リサーチ)
講座のテーマが決まっても、「誰に向けて届けるか」がぼんやりしたままだと、販売につながりません。大事なのは、「どんな悩みを持った人に、どんな未来を届けるか」を明確にすることです。
たとえば、「TOEIC対策講座」というテーマがあったとしても、「大学生」「転職活動中の社会人」「外資系企業への転職希望者」では、求めていることも言葉の響きもまったく異なります。
ChatGPTを使えば、想定される悩み・背景・行動パターンを洗い出すことも可能です。具体的な人物像(ペルソナ)を仮定して、ニーズの深堀りを行いましょう。
そのテーマに“誰がいくら払うか”を想定する
ターゲットが見えたら、次に考えるべきは「価格帯」です。
同じテーマでも、受講者の立場や緊急度によって、支払える金額は大きく変わります。
たとえば、「副業で収入を増やしたい主婦」向けの講座と、「営業チームを育成したい中小企業の経営者」向けの講座では、許容される価格帯も必要とされる内容の濃さも変わってきます。
ChatGPTに「このテーマはどんな層に、いくらくらいで売れそう?」と尋ねることで、価格感のヒントを得ることもできます。無理に高く売ろうとするのではなく、誰に売るのかから逆算して価格を設定するのがポイントです。
まずは小さく試す!モニター募集から始めてみる
いきなり本格的な講座を販売するよりも、最初は少人数を対象にしたモニター募集から始めるのが安全かつ効果的です。
LINEやSNSで「◯◯のテーマで講座を作ろうと思っているのですが、興味ある方いますか?」と軽く募集をかけるだけでも、反応の有無がヒントになります。人数を限定して「無料〜数千円」で提供し、フィードバックをもらうことで、講座内容や見せ方を調整する材料が得られます。
このプロセスを踏むことで、「売れるか不安…」という心理的ハードルも下がりますし、講座をよりニーズに合ったものに仕上げていくことができます。最初から完璧を目指さず、小さくテストしながらブラッシュアップしていきましょう。
まとめ|「何を教えるか」に悩んだら、まずはChatGPTに相談!
オンライン講座を始めたいけれど、「テーマが決まらない」「自分には教えられることなんてない」と感じて、一歩を踏み出せない人は本当に多いです。ですが、その“講座の種”は、すでにあなたの中にあります。
ChatGPTを使えば、自分では気づかなかった経験や強みに光を当ててくれますし、たった1分で講座アイデアを提案してくれることも珍しくありません。
大切なのは、「完璧なテーマを見つける」ことではなく、「まず一歩、仮でもいいから形にしてみる」ことです。
講座ビジネスは、やってみてから見える景色のほうがずっと多いです。
だからこそ、テーマ決めで止まっているなら、まずはChatGPTに相談してみてください。
思いがけない角度から、あなたの価値を引き出してくれるはずです。