オンライン講座を販売したいけど、「どこで売ればいいの?」「何から始めたらいいの?」と悩んでいませんか?
実は、販売場所によって必要な準備や向いている人が異なります。
いきなり大きな仕組みを作る必要はありません。大事なのは、“自分に合った方法”で、無理なく一歩目を踏み出すこと。
この記事では、初心者でも取り組みやすく、成果にもつながりやすい「講座販売のおすすめパターン」を3つに厳選してご紹介します。
それぞれのメリット・デメリットや、向いている人の特徴もあわせて解説するので、「自分はどこから始めればいいか」がきっと見えてきますよ。
初心者がつまずかないための「販売スタートの考え方」
販売場所によって必要な準備・スキルが異なる
オンライン講座を販売するには、大きく分けて「プラットフォームを活用する方法」と「自分で仕組みを作る方法」があります。そして、それぞれに求められるスキルや準備が違います。
例えば、Udemyやストアカといったプラットフォームなら、動画や資料を用意するだけで販売開始が可能。反対に、STUDIOやWordPressで自分の販売ページを作る場合は、構成やデザイン、決済設定なども必要になります。
つまり、「どこで売るか」を決めることで、その後に必要な作業が大きく変わってくるのです。
まずは「集客力」より「始めやすさ」で選ぼう
初心者のうちは、「どうやって人を集めるか?」に目が向きがちですが、実は最初の一歩で大切なのは“始めやすさ”です。
いきなり広告やSNS運用に力を入れるよりも、まずは「最低限の作業で販売ができる方法」を選んだほうが、挫折しづらく、改善もしやすくなります。
販売のハードルを下げることで、「一度売ってみる」という経験を早く積むことができ、次の改善ステップに進みやすくなります。
大事なのは、少額でも売ってみる“実体験”
どんなに学んでも、実際に売ってみないと分からないことだらけです。
「この内容で売れるのか?」「価格は適正か?」「講座の構成は伝わりやすいか?」など、すべては販売してみて初めて見えてくる課題です。
だからこそ、少額でもいいので“売ってみる”ことが重要です。最初は1,000円や2,000円でも構いません。小さな成功体験が次の改善やモチベーションにつながります。
おすすめパターン①:Udemyなどの講座プラットフォーム
手軽さと信頼性で一歩を踏み出せる
Udemyのような講座プラットフォームは、初心者が最初に取り組むには非常に適した環境です。
理由はシンプルで、すでに「講座を探しているユーザー」が集まっているから。講座の登録も比較的簡単で、動画と講義内容、サムネイルなどを登録すればすぐに販売できます。
また、決済や顧客対応といった面倒な業務をプラットフォームが代行してくれるため、教えることに集中できるのも大きなメリットです。
販売後も自動で集客されやすい仕組み
Udemyなどでは、登録した講座がカテゴリやキーワードで自動的に表示され、受講生が自然と見つけてくれる可能性があります。
また、割引キャンペーンやレビュー制度も整っており、少しずつ受講者が増えることで講座の評価が高まり、さらに露出が増える“好循環”が起こりやすいのも特徴です。
自分で集客をしなくても、販売後にじわじわと伸びていくケースも多く見られます。
デメリット|価格競争と自由度の低さに注意
ただし、注意点もあります。特にUdemyは価格帯が1,000円〜2,000円に固定されがちで、利益率が低くなりやすいです。
また、販売ページの構成やブランディングの自由度も制限されるため、「自分の世界観で売りたい」と考える人には物足りなく感じるかもしれません。
購入者のリストを取得できない点も、リピーター戦略を考える上ではネックになります。
こんな人におすすめ|教材は完成済み、集客が苦手
Udemyなどのプラットフォームは、「すでに講座動画が完成していて、すぐに販売を始めたい人」や「自分で集客するのが苦手な人」に特におすすめです。
販売実績を積んで、将来的に自社販売へ移行するステップとしても活用できます。
まずは売ってみたい、まずは誰かに届けてみたい。そんな人にとって、安心して一歩を踏み出せる選択肢です。
おすすめパターン②:ペライチ+決済ツールで自作販売
オリジナルLPで“売り方”を学べる
自分で販売ページ(LP)を作って売るスタイルは、「売れる仕組み」を学びながら実践できるのが魅力です。
ペライチなどのツールを使えば、専門知識がなくても簡単に見栄えの良いLPを作成できます。文章の構成やボタンの配置などを工夫する中で、自然とセールスコピーの基礎が身につくのも大きなメリットです。
「なぜこの構成で申し込みたくなるのか?」を体感しながら販売できるのは、自社販売ならではの経験です。
費用をかけずに、見込み客の反応をテストできる
この方法の強みは、低コストで販売テストができる点です。
決済ツール(例:STORES、Stripeなど)と組み合わせれば、初期費用ゼロで販売環境を整えることも可能。
SNSでフォロワーに案内したり、友人・知人にシェアしたりすれば、広告費を使わずに「ニーズの有無」を確かめることもできます。
反応が良ければ本格展開、悪ければ内容や見せ方を修正するなど、PDCAを回す第一歩として最適です。
デメリット|集客は自力で行う必要あり
一方で、この方法は「売り場を作る」だけでは売れません。
プラットフォーム販売と違って、自分で見込み客を集める必要があります。SNSやブログ、広告など、どこから人を集めてLPへ誘導するかを考える力が求められます。
そのため、まったく発信経験がない方や、ゼロから集客に挑戦する人にはややハードルが高いと感じるかもしれません。
こんな人におすすめ|DRMや広告を試してみたい人
この販売方法は、「LPを作って広告で集客する」「ステップメールを組んで売っていく」など、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を学びたい人に最適です。
また、今後高単価商品を自社販売したいと考えている人にとっても、「自分の力で売る練習」として非常に有効です。
最初は小規模でも、自作販売を経験しておくことで、後の大きな展開に繋がる強い武器になります。
おすすめパターン③:SNS+無料オファー→LINE誘導
ファンを集めながら、販売の土台を作る
InstagramやX(旧Twitter)、YouTubeなどのSNSを活用しながら、少しずつ見込み客を集めていくスタイルです。
投稿で役立つ情報を発信し、興味を持ってくれた人に無料のプレゼント(PDF、ミニ講座、セミナーなど)を配布することで、LINEやメルマガに誘導します。
すぐに売上が立たなくても、ファンとの接点を作り、後々の販売に繋がる「土台作り」ができるのがこの方法の強みです。
信頼関係を構築してから講座を案内できる
SNS発信からLINEへ誘導することで、いきなり売るのではなく「信頼関係を構築してから販売する」流れが作れます。
ステップメールやLINEメッセージで、悩みや願望に寄り添いながら情報提供することで、「この人から学びたい」と感じてもらいやすくなります。
結果として、価格が高めの講座でも納得して購入してもらえる可能性が高まります。
デメリット|時間がかかる&仕組み化に慣れが必要
この方法は短期的な売上には繋がりにくく、コツコツと情報発信を積み重ねる必要があります。
また、LINEやステップメールの設計、配信の自動化など「仕組み化」に慣れていない人にとっては、最初は少し複雑に感じるかもしれません。
一方で、一度仕組みが整えば、半自動で販売を続けられるようになるのが大きな魅力です。
こんな人におすすめ|情報発信が好き、関係性を重視したい人
SNSを活用して発信するのが苦にならない人、ファンとの交流を楽しめる人にはぴったりの方法です。
特に、自分の価値観や経験を伝えて「共感でつながる講座販売」をしたい場合は、このスタイルが非常に相性が良いです。
地道に関係性を築くことを大切にしながら、自分の世界観に共感する受講生を集めていきたい人におすすめです。
自分に合った販売方法を選ぶためのチェックポイント
時間・スキル・予算のバランスを考えよう
販売方法を選ぶときは、「どれが良さそうか」だけでなく、自分が使えるリソースをしっかり見極めることが大切です。
たとえば、時間があまり取れない人は、プラットフォームでの販売が向いているかもしれません。逆に、ある程度まとまった作業時間が取れるなら、自作LPやSNS発信にも挑戦できます。
スキルや予算も同様で、デザインやライティングが苦手なら、まずはテンプレートが整ったサービスを使うなど、自分の“今の条件”に合った方法を選びましょう。
自分の「強み」を活かせる方法を選ぶ
「人前で話すのが得意」「情報発信が好き」「文章を書くのが得意」など、自分の得意なことを販売方法に活かせるかどうかも重要です。
たとえば、ライティングが得意なら、自作LPやステップメールで販売するスタイルが向いているかもしれません。逆に、話すのが得意なら動画講座を作ってプラットフォームで販売する方がスムーズです。
「どれが流行っているか」ではなく、「自分が続けられるか」「成果が出やすいか」を基準に選ぶことで、長く続けやすくなります。
最初の一歩は「完璧」より「スモールスタート」
初心者にとって一番大事なのは、「完璧を目指さないこと」です。
最初からすべての仕組みを整えたり、高額な講座を売ろうとしたりすると、準備に時間がかかりすぎて挫折してしまうケースもあります。
大切なのは、少しずつ小さく始めてみること。たとえば「500円のミニ講座を販売してみる」でも十分です。
その経験が、次の改善につながり、やがて大きな講座ビジネスへと育っていきます。まずは行動し、反応を見て学ぶことが最短ルートです。
まとめ|まずは“やってみる”が最大の近道
どの方法でもOK。大事なのは「売ってみること」
オンライン講座の販売には、正解が一つではありません。
Udemyのようなプラットフォームでも、自作の販売ページでも、SNS経由の集客でも、それぞれに強みがあります。
大切なのは、「自分が選んだ方法で、まず1本売ってみること」。販売してみないと見えないことがたくさんあり、実践こそが最良の学びになります。
少額でも売れれば、大きな自信に繋がる
たとえ1,000円でも、誰かが自分の講座を買ってくれたという体験は、大きな自信になります。
「自分の知識や経験が価値になる」と実感できれば、次にどんな商品を作ればいいか、どう届ければもっと喜ばれるかといった視点も自然と養われていきます。
この“売れた”という経験こそが、すべてのスタートラインです。
次のステップは、自分で「仕組み」を作る段階へ
最初の販売ができたら、次は「安定して売れる仕組み」づくりに取り組みましょう。
LINE誘導やステップメール、広告活用、アップセル設計など、売上が伸びる仕掛けはたくさんあります。
でも、どんな仕組みも“最初の1本を売った”経験があるからこそ活きるもの。
まずは一歩踏み出して、自分に合った販売方法で「売れる感覚」を体験してみてください。そこから、あなたの講座ビジネスが本格的に動き出します。